会社経営が選択される理由

個人経営の方が個人=経営主体と仕組みがシンプルなのに、起業する方の多くはなぜわざわざ複雑な仕組みの会社経営を選択するのでしょうか。
以前は、株式会社の設立には資本金を1,000万円用意することか必要とされましたが、会社法の改正により資本金1円でも株式会社が設立できるようになりました。
この改正により、気軽に株式会社の設立を選択することができるようになったのです。そして会社経営には、個人経営にはないメリットがあります。

POINT1 会社の方が対外的信用力がある

ネットショップで買い物をするとします。探している商品を売っているショップが2件あります。 1つのショップは 「〇〇商店」という個人経営です。 もう1つのショップは 「株式会社〇〇」 という会社が経営しているショップでした。さてどちらのショップで商品を購入しますか?

ほとんどの方は、会社経営のショップで購入すると思います。

 

個人経営より会社経営の方が、

  • 財政基盤がしっかりしている
  • 組織的に対応してくれる
  • 信用力が高いというイメージ

があるからです。

 

対外的な信用力が高いのは、対消費者だけの現象ではありません。

会社に対して商品を売るとき、売り先の会社に取引口座を開いてもらう必要がありますが、個人経営ではなかなか口座を開いてもらうことができません。口座が開けないと商品を売ることができないということになります。

取引先の規模が大きくなればなるほど、その傾向が強くなります。

 

また商品を売る時だけでなく仕入れるときも、

  • 現金払いでしか仕入れることができない
  • 1回で仕入れられる金額が低く設定されている

など会社経営に比べて不利な条件が設定される場合が多いようです。

参考:起業したらまっさきに読む経理の本(笠原清明著)
   株式会社インプレスコミュニケーションズ

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