個人事業と会社経営の違い

実際に起業する段階になると、個人で事業を行うか、会社を設立して事業を行うか、どちらを選択したら良いか迷っている方もいらっしゃると思います。
まず個人経営とは何か、会社経営とは何かについて説明します。
個人経営とは、まさに 「皆さん自身」が経営主体となって事業を行う方法です。 会社で事業を始める場合、会社を設立するなどの準備が必要となりますが、個人経営の場合、「皆さん自身」か経営主体なので、事業をするという決心だけで、その日から事業を始めることができます。

●個人経営のイメージ

個人

経営主体

個人で事業をする場合、多くの方が 「屋号」を付けています。「〇〇青果店」「〇〇工務店」「〇〇デサイン事務所」など、株式会社や有限会社の名称がついていない看板を出している事業者は、ほとんどが個人事業者と思って良いと思います。屋号は愛称のようなもので、経営主体はあくまでも事業をしている「個人」です。

もう1 つの経営形態は、会社で事業をする方法です。

会社とは、会社法という法律で商業活動を行うために、一般の個人と同じような機能を与えられた組織をいいます。会社経営の場合、個人経営の場合と異なり、経営主体はあくまでも「会社」ということになります。
では、会社を作った皆さんの立場は何かというと、まず会社の大株主ということになり、そして株主から会社の経営を任された役員という立場になります。

●会社経営のイメージ

個人

出資

株主

会社=経営主体

経営委任

取締役

個人

株主と会社の関係、あるいは会社と取締役の関係について、中小企業を長く経営されているべテランの経営者の方でも、「自分=社長=会社」と勘違いされている方が意外なほど多くいらっしゃいます。個人と会社の関係についてしっかり理解する必要があります。

参考:起業したらまっさきに読む経理の本(笠原清明著)
   株式会社インプレスコミュニケーションズ

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